大麻問題の落とし穴

この記事を読めば「世界の大麻に関する流れ」がわかります

なぜ今、日本の若者に「大麻」が蔓延しているのか

結論から述べると、現代の若者は「賢く」「合法な中で自分に合った癒し」を見つけようと努力しているからだと私は、専門家として感じています。
あれ?そもそも大麻って合法じゃないよね?
そもそも違法だし、癒しだとしてもダメなものはダメでしょ絶対!
と感じた方は正常な方です。安心してください。
日本以外の多くの国でも、大麻使用は合法ではありません
大麻草から抽出される成分の代表的なものにテトラヒドロカンナビノール(THC)があります。THCはアルコールに似た陶酔感、多幸感、高揚感、他にも幻覚作用を有しており、中枢神経に結合する立派な依存性物質です。一方で、その他の成分であるカンナビジオール(CBD)は、依存性は確認されていないというのが現在の定説ですが、THCに比べて不明な点が多い物質で規制に関しても意見が分かれやすいものです。だからといってCBDも合法ではなく、あくまで不明な点が多い、ややグレーなものだと言われています。(個人的見解を述べるのであれば、現在、承認されていないものならば、限りなく黒に近いグレーだと感じます。)
現在、大麻事犯の検挙人員は、過去最多を更新した昨年と同水準で、覚醒剤事犯を超える勢いで増えています。また、乾燥大麻押収量は前年より減少したものの、300キロを超え、 MDMA等錠剤型合成麻薬押収量に関しても前年よりも大幅に増加傾向が見られます。
このように賢く使うつもりでいた若者が、いつの間にかリスクの高い環境に身を置いてしまったことで依存問題が深刻化しているのが現状だと見て取れます。

いまだに誤解が多い【合法か非合法か問題】

結論から述べると「娯楽目的の嗜好品として合法化している国は、米国(一部の州)、カナダ、ウルグアイ」などの国に限られています。

合法化という言葉から想像するに「誰でも自由に使える」と勘違いする人も多いですが、嗜好用大麻の合法化は当たり前ではありません。例えば、カナダでは嗜好用大麻は栽培、購入、所持、使用は19歳以上に厳格なルールが定められ、未成年による使用は厳しく禁止しています。しかし、カナダ政府は単純所持に関しては、逮捕自体が少年の未来を摘むものであることを考慮し、ごく少量(乾燥大麻5グラムまで)であれば、所持に関しては禁止していません

はい、ここ超重要!
この誤解が薬物使用者にうまく切り抜かれ、都合のいい解釈がされています!

つまり、海外に行けば乾燥大麻5グラム以下であれば合法なんでしょ!
19歳以上であれば嗜好品として使える。ほらみろ!合法ってことじゃないか!

 

身体に良い悪いは別として、そもそも嗜好品として認められていないにも関わらず、あたかもそれが合法であるかのように声高に主張する人には、耳を貸す必要はありません。

ただ、日本大学アメフト部の大麻所持問題について感じることは、

大麻などの単純所持・使用に関して”非犯罪化”の世界の流れに日本が乗り遅れているのは明らかだということ。

日本では締め付けのように感じる大麻問題ですが、世界の大きな流れとしては医療用大麻の合法化の流れが顕著に見られるのは確かな事実です。

合法ではなく、非犯罪化という背景

カナダなどでは罰則(行政罰)という形で未成年者への違法な薬物使用を取り締まる法律があります。違反切符を切られた若者には、大麻予防教育プログラムが用意され、裁判所や検察官からこれらのプログラムを受ける代わりに刑を一部免除させるという減免制度です。諸外国の生涯薬物使用率を鑑みると、若者の未来を考えた場合、”罰”よりも”治療”を優先しながら対応していることが見てとれます。

https://yuruiizonshou.net/%e5%a4%a7%e9%ba%bb-1/

拡大する医療用大麻

大麻草(または、大麻から抽出した成分)は、症状改善や病気の治療薬として様々な場面で活用されています。主に、疼痛(体の痛みに関する不快な症状)の対症療法として処方されることがあり、日本では大麻成分を含む処方薬は活用されにくい現実はあるものの、諸外国では緩和医療で活躍する場面も少なくありません。今後、医療用大麻の合法化はさらに加速度を増していくことは容易に想像できます。

また、大麻から製造された医薬品には、医療上の有用性が認められていることから、医療用大麻を合法化する国は年々増加傾向にあります。治療効果に関して限定的ではあるものの、慢性疼痛の他にも化学療法における吐き気や嘔気治療にも一定の効果を示すことから、大麻成分の有用性の再検討が求められています。

https://www.qlifepro.com/news/20130105/oxford-university-was-at-the-controls-of-the-emotions-rather-than-relieving-pain-effects-of-cannabis-research.html

薬物蔓延は手押しからネットへ

手押しとは、薬物の売人と直接会って取引することを意味する薬物関連の隠語です。X(旧Twitter)やメルカリなどの怪しいアカウントのプロフィールには、このような隠語が多々用いられています。これまでの売人と直接顔を合わせる取り引きから、現在では当たり前のように掲示板やSNS等のDM(ダイレクトメッセージ)、メルカリ等の中古品売買サイトを介してのやり取りも増加傾向にあります。当事者同士のやり取りを仲介するメルカリ等では、内容物に関して把握しきれていないことをいいことに、犯罪の温床になっていることは明らかだと個人的に感じています。

大麻(マリファナ)の隠語には、ハッパ、草、ブロッコリー、ジョイント、ウィード、ハーブ、野菜などがあります。隠語は、その薬物の形状や特徴を表すものが多く、新しいモノが流行するとイタチごっこのように新たな隠語が生み出されます。

https://osaka.vbest.jp/columns/criminal/g_drugs/5124/

まとめ

日本大学アメフト部の寮から見つかった植物片が、警視庁の調べで大麻であることが確認されました。現在多くのマスコミで取り上げられ、大麻の入手経路だけでなく、「おまけ」と称して所持していた覚醒剤についても関係者への聞き取りが進められています。文科省は、日本大学に対して学内の情報伝達が適切に行われていたかどうかを検証するよう”指導”が入ったそうですが、現行の法律の中で学校や企業ができることは、ほとぼりが収まるまで黙っておくしかないのが現状ではないでしょうか。
情報伝達が適正にされても対処に関しては、学校は無策に等しいでしょう。

警察に届けなかった理由について「(学生に)反省させて自首をさせたいと思っていた」と説明していますが、なぜ学校は依存症専門病院適切な相談機関につながなかったのでしょうか。それは依存問題に関して日本や学校教育がいまだに無知であることを証明している発言に聞こえました。

過去の記事でもまとめた通り、依存症専門病院適切な相談機関につながれば【逮捕】以外の結末があったはずです。なぜ学校は学生らの守秘を優先させなかったのか。また、精神保健福祉センターなどの専門機関を誰も教えてあげられなかったことも残念に思えて仕方ありません。今後、依存症治療に関して、医療機関との連携を進めるのであれば、学校や企業の中にも専門職の配置などが求められることでしょう。

https://yuruiizonshou.net/%e3%82%88%e3%81%8f%e8%81%9e%e3%81%8f%e4%be%9d%e5%ad%98%e7%97%87%e5%9b%9e%e5%be%a9%e3%81%ae%e7%82%ba%e3%81%ae%ef%bc%91%ef%bc%92%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%83%e3%83%97%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%82/

大麻や覚醒剤を使用したとしても、人格がすぐに破綻してしまうわけではありません。私たちが学校などで聞いてきた「ダメ、絶対」の薬物乱用防止教育は現在変わりつつあります。「ダメ、絶対、だけじゃダメ!」という治療につなげるための意味合いが込められていたり、薬物依存からの回復にも力を注ぐ意味も含まれています。

だからこそ、彼らが常習的に薬物を使用していたのであれば「逮捕」ではなく「治療」に結び付けるべきだと私個人としては感じます。なぜなら、きっとそこには「使う理由」や「使わざるを得なかった経緯」が潜んでいると感じるからです。意志の強さだけではどうにもならない依存問題に対して、学校も彼らとの「つながり」切るべきでななく、シームレスな治療構造が今後一層求められるのではないでしょうか。

依存症対策全国センター 自助グループ
https://www.ncasa-japan.jp/you-do/other/self-help-groups/

中部エリア 自助グループ
https://najapan.org/meeting/chubu

https://yuruiizonshou.net/post-227/




ヤングケアラー支援”法制化”によって救われるのは誰?

「ヤングケアラー」は、主に家族の介護を行う18歳未満の子どものことを指します。また、厚生労働省及び一般社団法人日本ケアラー連盟などの定義では、「本来、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子ども」であるとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f92e32c2dbaad3083091d05487082b1dd95b4861

このケアの概念は多岐に渡り、単なる「お手伝い」に留まりません。保護者の代わりに行う幼い兄妹の世話、病気のある家族の見守り、家計を支えるための労働といった多くの問題が子どもにのしかかります。
まとめたものが以下のもの

①主となる保護者が行うであろう家事など全般

②保護者の代わりに、幼いきょうだいの世話や見守りを強いられること

③家計を支えるための労働

④障害をもつ家族の世話や見守り

慢性疾患や精神疾患を抱える家族の看病

⑥外国籍の両親の代わりに行う通訳作業

⑦さまざまな障害を抱える家族のトイレや入浴介助

アルコール・薬物・ギャンブル問題などを抱える家族への対応と世話

大まかに8つに分類される。 今回はその中の58について取り上げたい。

⑤慢性疾患や精神疾患を抱える家族の看病

精神疾患を抱える家族のヤングケアラーは、ときに服薬管理を任されることがある。家庭環境が親の病気によって機能していない場合、子どもが大人の代わりとなり「本来大人達が担うべき問題を、子どもに任せてしまう家庭」も見受けられる。
母や父の精神疾患を子どもが診ることは、子どもにとっても負担が大きい。そのような家庭問題を抱える中で、服薬管理を任されたとしても、胸を張って「NO!」を言える子ども達は少ない。子どもが子どもらしく成長できないことは、将来に大きな負の遺産を残すことにもつながる。

https://yuruiizonshou.net/post-377/

⑧アルコール・薬物・ギャンブル依存問題が子どもをさらに苦しめる

依存問題を抱える家族のヤングケアラーは、学校生活と並行して世話に費やす時間が増加する傾向がある。特に、依存問題を抱える家族の「感情」に振り回され、精神的な負担不安が重くのしかかることが多い。
アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存問題が関連する場合、生活が非日常化し、子どもの負担はさらに大きくなることが考えられる。家族の一方的な問題に振り回され、嫌がおうにも関わらざるを得ない状況が続く中で、子どもだけでなく家族全体が巻き込まれ、イネイブリング(必要以上の世話焼きや共依存)の課題も問題もさらに複雑化させる。

https://yuruiizonshou.net/post-389/

依存問題は、当事者が向き合う問題なので、当事者の問題は当事者に返すしかない。
子どもが背負わなくてもいいのです
しかし、家族だからこそ見捨てられず問題が定着化してしまうことが往々にしてある。子どもには逃げ込む安全な場所本人らしくいられるための権利がある。家族への手伝いや手助けは「普通のこと」と思う子どもたちも多いが、子どもたちの学校生活に影響が出たり、こころやからだに不調を感じるほどの負荷がかかっている場合は、特に注意が必要になる。
真面目な子ども達ほど、問題を誰にも話せず、真面目に家族を助けようとひとりで抱え込んでしまいやすい。

まとめ

ヤングケアラーを語る上で、本来助けられるべき対象をブレさせてはいけない。過去に、こども庁こども家庭庁になったように、こども自身が直接的に支援を選び、助けを容易に求めやすい環境を「大人」が整えなければいけないと感じる。”法制化”によって救われるヤングケアラー自身のサポート資源をひとつでも増やしていくことが求められる。実際、教育現場でも、不安定な家庭をある程度周知している場合が多い。しかし、家庭に入り込む場合に大きな壁が立ちはだかる。そういった壁を当たり前に踏み越えられるような”法制化”を期待したい。

以下は参考サイト

https://kidsinfost.net/2020/10/04/young_carer-2/

https://www.mhlw.go.jp/stf/young-carer.html

https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=102439

過食嘔吐を止めるためには何が必要か!?

この記事は「過食嘔吐を止めるためには何が必要か」です

 

・指吐き
・腹筋吐き
・濯ぎ
・チューブ吐き
この記事は、自身の体重管理に異常なまでにとらわれている人向けの内容となっています。

 

結論は「自分の体型をそのまま受け入れること」です

 

【いやっ、それだけはありえない。】
【それができないから過食嘔吐(カショオ)するんでしょ】
と感じる当事者は多いはず。

なぜ、自分の醜い体型を受け入れることが過食嘔吐(カショオ)を止めることにつながるのかを解説していきます。

以下は私のブログ⇩⇩⇩

https://yuruiizonshou.net/post-854/

 

過食嘔吐やチューブ吐きなど、当事者たちは、安易に体重を減らす方法を知っています。ただし、それらには、大きなリスクが伴います。

 

それでもいい。

それでもいいから体重を1キロでも落とせれば正義なんです。

◆過食嘔吐は、摂食障害者が命を断たないために行う行為のひとつでもあり、ダメだとわかっていてもしてしまう依存性のある行為と言えるでしょう。
実は、無理にこの行為を止めてしまうと、病状が悪化することもあります。
特に、醜形恐怖に陥っている人にとって、体重が増えることは「死」をより身近なものにさせます。

女性カラー左

過食嘔吐(カショオ)は、むしろ対処方法だし。

実は、この言葉、合ってると言えば合っています

過食嘔吐(カショオ)は止めると悪化する!?

 

体重管理のため、対処方法として行っている過食嘔吐は、簡単に1キロ単位で体重を元通りにしてくれます。
ただし、この行為を繰り返していると、自身の体型を否定し続けていることにもつながるため症状は悪化し、より過食嘔吐に依存していくのです。

 

まとめ

 

過食嘔吐(カショオ)を止めるには、本来の自分の体型に向き合うことが必要になります。ただし、それは当事者にとって最も辛いことであることは想像できる。

ボディーイメージ 劣等感 理想と現実のギャップ

体重の上下によって自分の人格全てを否定し、自分の存在を安易に結論付けてしまいやすい摂食障害者は、思い込みの病に陥っているとも言い換えられる。

治療の中で
「それって誰かに言われたの?
「自分の理想ってどういうもので、本当にその体型が幸せにつながるの?

当事者と話し合う中で答えられない人が多い印象がある。
つまり、痩せることが目標になっていて、肝心などう生きていくかが見えないのが摂食障害者の特徴でもあるのだと思う。

しかし、それらを突きつけたとしても治療には結びつかない。
自分の体型をそのまま受け入れることは大きな課題である。

 

参考記事

https://medicalnote.jp/contents/151201-000030-EABACI

 

関連記事

https://yuruiizonshou.net/chiryou3/

 




依存症が治らないのは「つながり」不足が原因!?

多くの人たちは、依存症は甘えの問題だと捉えていることが多い。
《治す気がないだけ》
《意志が弱いだけ》
《痛い目見なきゃ分からない》

でも、実は依存症は脳の病気で、
コントロールしようとしてもコントロールできない状態」になっていることが多い。
つまり依存症とは、「自分の力じゃどうしようもならないこと」とも言える。

人は誰しも、基本的には「つながり」を求めて日々生活している。
家族やパートナーをはじめ、友人、知人、共通の話題で盛り上がれる仲間など様々なコミュニティーに属しながら外との関わりを閉ざさないのが私たちの特徴ではないだろうか。

そして、そんな「つながり」が消えたり、見えなくなっている時にこそ、依存症が忍び寄ってくる。

◆一人でいても楽しくないから「酒」でも飲もうか
◆暇な時間を埋められないから「ギャンブル」でもいこうか
◆会って遊ぶ元気もないから「薬物」を使って一人で楽しもうか
◆かまってくれる人を求めて「実際はどうでもいい人」と肌を重ね合わせてしまう

結局のところ、代替品を用意したとしても「本当に満たしたいこと」が満たされなければ、寂しさやつらい感情は消えないということだ。

依存症は、一時的に個々のつらい感情を麻痺させてくれる。しかし、いくら一時的につらい感情を和らげたとしても、つながりのない癒しはあなたを救ってくれることはない。つながりの伴わない癒しを求めた結果、より沼に、より底に落ちていくことは目に見えている。

つまりは、つながりを得られなかったとしても安易に感情を麻痺させてはいけないということだ。
酒やギャンブル、薬物、異性問題など私たちの周りには癒しを与えてくれるものは多い。しかし、本当は、それらに固執していてはダメだということも私たちは実はわかっている

依存症を治すために必要なものは愛やら根性ではない。スリップ(失敗)を防ぐためには私たちには取り組まなければいけない課題があるのだ。
↓↓↓

https://yuruiizonshou.net/%e6%84%9b%e3%81%a7%e3%81%af%e4%be%9d%e5%ad%98%e7%97%87%e3%81%af%e6%b2%bb%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%9b%e3%82%93%e3%80%82%e6%b2%bb%e3%81%99%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ab%e3%81%af%e2%97%8b%e2%97%8b%e3%81%8c/

まとめ

あなたが安定していられる場所にいることが人生をより良くする。
ただし、見直しは必要。

安易に自分の欲求を満たしてくれるものには注意が必要でありつながりにも良いものと悪いものが存在することを忘れない方がいい。
それでも私たちは、つながりを大切に、回復にはいろんな人の力を借りた方がいい。

 

参考記事

↓↓↓

https://yuruiizonshou.net/%e6%89%bf%e8%aa%8d%e6%ac%b2%e6%b1%82%e3%82%92%e6%89%8b%e6%94%be%e3%81%99%e4%bd%9c%e6%a5%ad/

外部リンク

https://www.tokyo-jinken.or.jp/publication/tj_48_feature2.html

 




痩せてるあの子が嫌いな理由!?

嫌いな人がいてもいい
ただ、その人が嫌いだから一方的に関係を断つよりも、なぜ嫌いなのかを考えた方がいい。
実はこの課題、多くの人にとって向き合いたくないものであることが多い。
嫌いの感情のにある嫌悪感嫉妬憧れ、同族嫌悪は、多くの人にとって見たくない感情だったりする。

私はあいつが純粋に嫌いなだけです
何もわかってないくせにテキトーなこと言うなよ(怒

そうですよね
嫌いの原因に、自分が関わってるなんて思いたくないですよね

はぁ?
何言ってんのこいつ、キモい

 

いや〜実に精神分析的なやりとりだと思いませんか。

 

ゆるいさん!!

いつもの嫌われる流れですよこれ(汗

◆これ見よがしに細くて痩せてるインスタをあげる摂食障害者が嫌い
本音)私もあれぐらい細くなりたい
本音)なぜ私だけ細くなれないのか・・・

◆あいつはあれだけ稼いでるけど、性格悪いから嫌い
本音)自分には稼ぐ力がない・・・あいつが羨ましい
本音)自分が惨めで感情のぶつけ先がわからない

◆あいつは調子乗ってて嫌い。たまたま有名になってるだけ
本音)こんなはずじゃなかった。私だって認められたい
本音)そのままの自分を出せているあいつが羨ましい・・・

ねっ。
面白いでしょ。
こうやってなぜ相手が嫌いかを深く考えると、自分の問題が投影されていることが見て取れます。
でも、多くの人はこういうことを考える前に嫌いのジャッジを下してしまいます。
嫌いというわかりやすい感情の奥底の方には、理想を叶えた相手への嫉妬や根深い憎悪が渦巻いているのだと思います。

根本的な「生きづらさ」と向き合うスキーマ療法
↓↓↓
https://cotree.jp/columns/872

 

https://yuruiizonshou.net/%e6%89%bf%e8%aa%8d%e6%ac%b2%e6%b1%82%e3%82%92%e6%89%8b%e6%94%be%e3%81%99%e4%bd%9c%e6%a5%ad/

まとめ

嫌いのジャッジを下す前に見たくないものを大切に取り上げよう。
こういう見たくないものこそ、小さいうちに誰かに話しておくべき問題だったりする。ただし、あなたを否定する人に話すのはやめておこう。そんな人に話すぐらいなら話さない方がマシである。

一番まずいのは、お酒や薬物で感覚を鈍らせること
逃げることは必要だったりするが、逃げ方が固定してしまうとどんどん依存してしまい自分を追い詰めてしまう。




ギャンブル依存と緊急事態宣言

2度目の緊急事態宣言が出た今、このサイトでは何について取り上げるべきか深く考えた。
緊急事態宣言によって、今後更なる問題が浮き彫りになる依存。
その一つがギャンブル依存症だろう。ギャンブルに対する異常な固執や渇望、衝動が抑えられなくなる病的な状態こそがギャンブル障害の定義でもある。

https://yuruiizonshou.net/post-1754/

過去の記事でも書いたように、彼らのギャンブルは病的と言わざるを得ない。1度目の緊急事態宣言中においても、賭博遊戯場(パチンコ・パチスロ)に行くことをやめなかった人達を私たちは多くのメディアを通して昨年見てきた。

しかし、一方で、ネット上ではギャンブル依存からの回復を支援する啓発動画も出るようになった。
青木さやかさん演じるTwitter連続ドラマ『ミセス・ロスト〜インタベンショニスト・アヤメ』は、SNSの力を目一杯活用し、依存問題を抱える当事者や家族に焦点を当てた依存症回復の啓発動画となっている。↓↓↓

https://twitter.com/SCGAsince2014/status/1260902708136960000

何よりこの動画では、高知東生(たかちのぼる)さんがギャンブル依存症の当事者役を演じている。高知さん自身、自叙伝「生き直す」の中で薬物問題からの回復について多く語っており、依存症という大きな枠組みの中で当事者側を演じることに対して多くの思いがあっただろう。

また、動画の中では、ギャンブルに問題がある旦那を持つ妻(通称ギャン妻)たちの抱える精神的負担は、きっと私たちの想像以上なのかもしれない。ギャンブル依存症問題を考える会では、こういった当事者とその家族への支援を行っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e0d419e429bb9be5bb3899c3d38552c8b8c772f3

話は戻るが、2度目の緊急事態宣言によって、ギャンブル依存問題が実は身近なものだと再認識させるような事例が今後増えることが安易に予想できる。特に日本では、ギャンブル障害の80%がパチンコ・パチスロによるものなのは周知の事実だ。

他のギャンブルがある中で、なんでパチンコなの?

答えは簡単。
フリーアクセスであるため、18歳以上であればいとも簡単にギャンブルと繋がることができる。ギャンブルができる場所が身近にあると言うことは、それだけでギャンブル依存症のリスクを高めてしまう。
きっとこの言葉は、当事者達にとって痛いほど理解できるものだろう。

そして何より、緊急事態宣言によって生まれる大きな時間をうまく使えないのが依存症者の特徴でもあるのかもしれない。

最後に、LOST(田中 他,2019)を紹介したい。
ちなみにLOSTは診断基準ではない。
スクリーニングとして医療現場などでも用いられるようになってきた最新のスクリーニングテストだ。
https://scga.jp/?news=press-181122

まとめ

依存症は、目には見えにくい病である。
緊急事態宣言時だからこそ、問題性が浮き彫りになりやすい。「私は大丈夫だ」という確証はどこにもない。ただ、今日一日その依存と距離を置くことさえできれば、それもまた一つの回復の形になるだろう。

さて、この緊急事態宣言時に一体どのくらいの人間が自助グループにつながっていけるだろうか。自助とは何か膝を突き合わせてミーティングを重ねる意味とは何かを今一度、感じさせられるのがこの緊急事態宣言でもある。
生活様式が日々変化していく中で、「気付いた時にはもう手遅れ」となってしまわぬように、各々の依存に関する問題性を緊急事態宣言だからこそ見直した方がいいのかもしれない。




カショオ(過食嘔吐)は「甘え」?

あなたのカショオ(過食嘔吐)は「甘え」ではないと思います。
ただ、それを言い訳にカショオ(過食嘔吐)し続けてませんか?

A「は?なんなん?」
B「マジうざい。きもい。」
C「部外者は黙ってろ。」

これだから摂食障害者、カショオ(過食嘔吐)界隈は面倒臭い。
自分の受け入れられるものしか受け取ろうとしない。
まさに食べたいものを好きなだけ体現しているようだ。

ゆるおさん💦

そんなことばかり言ってるから、DMで怒られたりブロックされるんですよ!

申し訳ありません。
ちょっと言いすぎました。
ただ、この辺りに目を向けないと回復できないのが摂食障害なんですよね。
カショオ(過食嘔吐)の問題は本当に根が深い。

https://yuruiizonshou.net/post-854/

当事者達の話は壮絶で、本当に苦しみながら体重計に映し出される数字と毎日対峙しているわけです。
とらわれが強く、そのとらわれから一時的に逃げるためにカショオを繰り返す。一日に何度もカショオを繰り返しながら、その度、死にたい気持ちになる。まさに、カショオは自傷行為そのものといえるでしょう。

彼女らはカショオがあるからこそ、なんとか「今」を生き延びることができているのも事実でしょう。たとえそれが言い訳を重ねた「甘え」であろうと、彼女らにとって必要なものがカショオなのです。だからこそ無理にカショオを辞めなくていいと思う。

まずは回数を減らすこと、そしてカショオしてることを否定しない人にしっかり話せることが大事ですね。掲示板やTwitterに安易に書き込むと、都合の良い情報しか目につかなくなることが多い。

リアルな友人や主治医に頼るところから始めて見るのがいい。

しっかり「甘え」、エネルギーを蓄えてから自分の問題に向き合わないとですね。





間違いだらけの性依存

間違いだらけの性依存

異常なほど性欲を持っている性依存

まずは、この図式を頭に叩き込んでほしい
つまりは、性依存は性欲だけの問題ではないということ

◆窃触症(痴漢行為)、窃視症(のぞきや盗撮)、露出症
◆小児性愛、性的サディズム
◆強制わいせつ、強制性交
これらはパラフィリア障害※と言われ、性依存はその他に「強迫的行動症」を伴いながら病態が形成されていく
※パラとは、「中心」から外れている対象への性愛
性依存に関する「強迫的行動症
◆次々と性的パートナーを取り換える
◆同時に複数のパートナーと性交渉を持つ
◆性に対する「とらわれ」が行動化する
◆過度なマスターベーションやポルノ、アダルトの閲覧
いうならば、性依存とは、強迫的に性体験を追い求め、その性衝動を満たすことができないと生活そのものに障害が出てしまう病といえる
性欲の異常さが原因と捉えるのではなく、個々の生活に支障をきたすほどの行動を伴っている場合も考えられ、多くの当事者が「やめようと思っていても止めることができない」衝動を抱えている。

頭の中は常にピンク!?

性依存に対する大きな勘違いとして最もよく聞かれることだろう。

当事者の中には、「反復性」と「衝動性」が交互に出現し、禁欲的に苦悩する時期と衝動的に行動につながってしまう時期が波のように訪れる。

性行動につながる条件反射のスイッチをいかに入れないかが回復を目指す当事者たちの課題であり、「ダメだと思っていてもコントロールができなくなる自分」になる前に対策を打たなければ衝動は止まらない。

性依存は「犯罪化するタイプ」と「犯罪化しないタイプ」があり、上記のパラフィリア障害は、人ひとりの人生を壊してしまうほどの犯罪の典型だ。犯罪だとわかっていてもやめられない根底には、「依存症」という病理が含まれているが、直接的に被害者がでる性に関わる問題は、病理であろうと適切に対処していかないといけない。

「犯罪化しない性依存」は、何かを満たすために性的行為を行ったり、自傷的な性行為(プロテクトしない性行為や性感染症リスクの高まる行為)を繰り返してしまう性質を持っている。直接的に犯罪につながらないにしろ、性を契機として依存問題が悪化してしまうのがこの特徴だ。

https://toyokeizai.net/articles/-/218206?page=4

経験人数の多さで満足するものではなく、「ビッチ」と言われようとも性行動につながってしまう彼女らの背景には、性に執着せざるを得なかった環境が関係していることも往々にしてある。




性依存が満たしてくれるもの

依存の根底には「メリット」が明確に存在する
性に限らず、違法薬物やアルコールであれそれらを追い求める背景には、それでしか得られない明確な理由があるといっていい

承認欲求

性的なものは、安易に女性の承認欲求を満たしてくれるものとのつながりが強く、依存対象になりやすい。
つまりは、性を売り物とすることで気軽に価値が生み出せる。

 

特に女性は、搾取される対象として顕著で、性感染症や妊娠のリスクがあるにもかからわず、商品として消費される傾向がある。

「若さ」「容姿」「女性」が社会の中で価値を生みやすい。社会の闇とまでは言わないが、根深く女性を苦しめてしまっている要因のひとつといえる。

スリルや快感

性依存に限らず、より刺激を求める傾向が依存症者にはある。これまでと同じでは満足できなかったり、刺激に対して耐性ができる。

また、性行為に至る達成感などが自分の存在価値を確認するものになったり、性行為に至る過程そのものへの依存がある場合も。
罪悪感よりも今、生きている実感がもてることが性依存をさらに根深くさせる。

現実逃避

依存対象があることで向き合うべき現実に向き合わなくて済むという効果がある。
性に限らず依存症の背景には精神依存が多く含まれている。
「性」があるからこそ生きながらえているという人もいるぐらいだ。本気で回復したいと思う反面、生きていくために性と共存している当事者たちも多い。

https://yuruiizonshou.net/post-329/

性依存症者だからといって、相手を「人」と見ていないかと言われるとそうでもない。
ただし、「スイッチが入るまでは」という意味が大きくのしかかる。

性依存ではない人の性とは

明るく楽しく、親密な人との親密な性行為を質的に高めることができるということが一般的?な形であろうか。回数や経験人数にこだわることなく、性行為以外の楽しみを性の中でも見出すことができるということも一般的?な形なのかもしれない。

ただし、明確な正解がないのも「性」であり、一概にあなたの「性」が間違っているわけでもない。ただし、「性」にとらわれないことはひとつのキーワードになるだろう。

個人的には、最低限の紳士※でありたい。
※紳士とは、社会的に高い地位にある男性、または、礼儀やマナーに長けている者を指す。(Wikipedia)

30〜40代男性の性依存は深刻化しやすい!?

https://toyokeizai.net/articles/-/321728?page=3

働き盛りで性的に前向き・・・大賛成だと思う。ぜひ少子化に歯止めをかけていただきたい。ただし、この記事でも書かれているように、30〜40代男性の性依存はねじれやすく深刻化してしまう場合もある。自分の性の在り方について見直す必要と話し合える場を作っていくことも回復のためには必要だろう。

まとめ

性的にシラフ」であることは性依存者にとって重要なキーワードだ。ただし、現在性依存問題をまともに話し合える場や回復に向けて治療する場は極めて少ない。

そのため、性依存を抱える当事者は、共感されることなくひとりで苦しんでいることも多い。たまに共感を示す相手が現れたとしても、性をきっかけに【消費】され、【利用】されてしまうことだってある。

孤立は性を悪化させる要因にもなる。
依存していない自分は価値のない人間だと考えてしまい、さらに性に関する依存が強化されないためにも「仲間」とつながる必要がある。

慢性的な孤独感や寂しさの感情にさいなまれ、安易に満たしてくれる性に固執してしまうことは彼女らにとって生き延びる術だったりする。当事者たちの多くは、「それではいけないことも理解している」というところが性依存の根深く難しいところ。

彼女らには自尊心がないのではなく、その受け皿がザルのようにスカスカで溜まらない。だからこそ、回復のために依存対象を多く持っておくことやザルから漏れないための対策や治療が必要になってくる。