地雷回避の極意!避けろデートDV男
近年話題に挙がるこのデートDVの問題。嫉妬や束縛がエスカレートして相手を追い詰め、時として身体的・精神的・性的な暴力まで至るこのデートDV。
パートナーを選ぶ上で、この地雷は避ろ!というポイントをいくつか挙げよう。
監視型DV男
相手を支配するこのタイプは、相手を監視下においておかないと心配で何をしでかすかわからない。LINEやSNSなど、誰とどんなやり取りをしているかなど把握しておかないと気がすまない。本来の守られるべき個人のプライバシーの垣根を、いとも容易く越えてくる。
感情抹殺追い込み型DV男
相手を否定する言葉で相手の思考を鈍麻させ、自分の支配下に置くことでその不安を解消するタイプ。人格否定や相手の家族でさえも否定し、孤立させることで助けてくれる環境を分断させる。別れを切り出されると逆上したり、相手をコントロールすることに重きを置く。
攻撃型DV男
その名のとおり暴力を用いて相手をコントロールする。殴った本人ではなく、殴られた被害者があたかも悪いように操作し、その思考を麻痺させることが特徴。暴力は必ずしも被害者に向かうとは限らない。子どもや周りの人間関係を破壊することで本人を従わざるを得なくさせる。
甘い囁きに騙されるなハネムーン型DV男
DV後に突然優しくなる加害者。「暴力さえなければこの人はいい人だから」などと被害者が淡い幻想を描いてしまうぐらい優しくなる。しかし、その優しさは一時的なもので、緊張⇒暴力⇒ハネムーンを繰り返し負のスパイラルが形成されてしまう。
金銭欲求型ひもDV男
まさにひも。お世話してもらいながら金銭を要求し、相手をひとりの人間とは見ようとしない。このぐらいの金額なら出してあげてもいいかなとおもわせる絶妙なラインを熟知しているこのひも男。金銭的依存はその後違う依存に進化していくことも。
性的接触所有物型DV男
「付き合っているのだから、性的なものは当たり前でしょ」などと自分の中の認知があたかも全てであるように振舞うこの男。パートナーをひとりの人間と認識しておらず、自己中心的な考えになりやすい。性的な合意のもと行為に至る背景には目に見えないようなプレッシャーがかかっているかも。NOを言えない女性は注意。
当事者の姿
当事者は、問題の渦中におり、自分が受けているDVに関しても鈍感になっていることが多い。そもそもこれがこの人の愛情表現だと自分を納得させるような言い訳を繰り返すこともある。デートDVなどを含めると、女性の半数以上がこのようなDV(経度から重度)の経験があるという。
加害者の姿
加害者は、その罪の意識が薄いのが特徴。そもそも加害者側はそれがDVであるなどと思っていないことが多かったりする。また、気付いていたとしても、「これは二人にとって良かれとしてやっていることだから」などと認知の歪みなどが存在する場合もある。
さらなる犯罪に発展しないために
DVは継続される中で、日常化したり習慣化される場合もある。それはまさに傷害に発展するものであり、当事者たちの問題を超える問題になっている。暴力を目の当たりにした子どもたちはそれ自体が虐待になることも大人は理解しておかなければならない。
最近ではスマホの位置情報がDVの巧妙な手口として注意喚起を促している情報番組もあるくらいだ。パートナーとの関係を見直す良いきっかけになるかもしれない。
以前までは、DVは夫と妻などのいわゆる家族を対象にその問題が議題に上がってきた。しかし、現在のDV防止法は、家庭内の暴力などに限られていたものから同棲するカップルにおいても適用されるものになってきた。
それだけ普通の人間関係においてもDVは起こりうる。また、そのきっかけとしてデートDVに関しても敏感にアンテナを張っておく必要があるだろう。
リスクは常に身近にあるということ。
LINEなどの既読無視に対する叱責や過度の返信要求から始まり、ストーカー化するものや、リベンジポルノなどの恐喝に至るまで多くのリスクを伴っている。人間関係はなんて怖いものだろうか。
しかし私たちの生きる世界では、人を相手にしないという選択肢は今のところない。どこに行こうと人間関係がつきまとう。
だからそこデートDVに合わないための予防策はとっておきたいものだ。
ちなみに、このデートDVに関するこの記事は、なにも男性に限った事ではないのが現代の社会であろう。この記事の性別を逆にして読んでみるのもこの記事を楽しむひとつの方法なのかもしれない。