若者のエナジードリンク等の依存問題に関心を持っている人はきっと多いはず。「元気の前借り」とも言われ、試験勉強に集中するために飲んだり、ここぞという場面に備えて飲む人もいる。
エナジードリンク依存のリスクについては、新聞等でも広く取り扱われており、その危機感は年々広がり、そして増しつつある。
また、タバコに関しても、エナジードリンクと同様に気持ちを落ち着かせたり集中力を上げる効果を求め使用する人らも多いだろう。タバコ業界がいくら下火になっているとはいえ、その市場規模は未だ大きく、本来のタバコは形を変え、加熱式タバコなどというものに時代は変わりつつある。
30代も後半に差し掛かろうとしている私にとっては、若い時代によくお世話になっていたのがこのタバコ。最近ではコンビニの端の方でひっそりと売られており、世間の禁煙の流れがこんなところにも現れているようだ。当時吸っていたマルボロメンソールライトやハイライトもあまり見かけなくなった。
タバコのやめ方講座
そうなのです。
ただ今、私は断煙中なのです。
タバコをやめだして約14~5年になります。
ここで注意して欲しいのが、タバコをやめたとは言っていないこと。
これは依存症について話をする上で重要な事のひとつで,完治はしないということの表れ。私自身だってそう。またいつタバコを吸うかはわからないのが現実。
ただ,今タバコを吸わなくなって14~5年が経とうとしている・・・。
15年ぶり吸うタバコは一体どんな味がするのだろうか。
ただ、今は吸う気もない。
この状態を維持していきたいものだ。
なぜやめられているのか?
□パチンコのトイレはなるべく借りない
□ストレス発散は安全なものを用意する
□そもそも何故やめたかったかを再確認する
□問題志向を捨て、解決志向を取り入れる
□失敗しても諦めない
前にも言ったように、人間強い意志を持ち続けることなんてそうそうできることじゃない。いつだって弱った時に危うくなってしまう。
そして弱った時にこそ依存がどんどん形成されていく・・
依存の反対の言葉は「コネクション」とこの業界ではいわれているように、適切な依存先を多く持っておくことが依存から離れておくには重要となる。コネ利用しながら上手く、そして賢くやめていく選択肢をみずから選んでいくことが回復につながる。
認知行動療法と言えば分かりにくいだろうが、こうやって自分のできることに落とし込むことさえできれば理解できるだろう。
メタ認知を鍛え,セルフモニタリング力を日頃から意識したり、同じ失敗を繰り返さないように工夫しながら回復の精度を上げる。
私自身タバコをやめようと思っても一度でキッパリとやめられたわけではない。
回復することを諦めることをしない限り回復の道は残されている。
エナジードリンク依存にも適用可能か?
適用可能だ。
認知行動療法は万能ではないが、このような物質依存・精神依存には一定の効果を示す。実際の禁煙外来でも保険適用にもなっており、治療につながり続けることは回復する上で避けては通れないものでもある。
https://yuruiizonshou.net/tag/%e4%bf%9d%e9%99%ba%e9%81%a9%e7%94%a8/
ただし、通院すれば回復できるものではない。
ちょっと混乱するだろうが、必ず回復できるものなど存在しないが、依存問題から回復し続けている人の多くが何らかのサポートを受けているということ。
この点においては、このサイトで取り扱う他の依存問題にも共通する部分でもある。特に、現在学生のエナジードリンク依存は深刻で、カフェイン等の1日の摂取量を軽くオーバーするほどの量を飲む。
つまり乱用が始まっているということ。
コントロールしようと思いながらもコントロールできないのが依存症であり、まさにその入り口に立っているのだろう。
◆何かできるような気がする
◆飲んだからこそできたのだ
翼を授かったからといって動かす筋肉がなければいつかは堕ちてしまうのだ。
まとめ
何かに頼ることは決して悪いことではない
何かに頼るからこそ頑張れたりできるのも確かだ
しかし、それに捉われてしまうのが依存の問題でもある
一度解決してくれたものに頼りたくなる気持ちも十分わかる
ただ、それに頼り切ってしまうことのリスクも考える必要がある
時には無力な自分も曝け出す場所が私たちには必要なんだと思う