GW真っ只中。飲酒機会は増えるのではないでしょうか。私自身も実家に帰ると夜日本酒やビールでお酒を楽しむ勢です。ところでアルコール摂取の適量についてご存知ですか?
もちろん本人の耐性や体重,その他の要因によって適量は違うのですが,一般的に厚生労働省が推進する「節度ある適度な飲酒量」という基準があるようで,一日あたりのアルコール摂取量の適量が示されています。なんと適量は,一日平均純アルコール20g程度らしいです。
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う~んよく分かりにくよね実際。イメージがつかないというか。
身近なものに例にとると
ビールなら500ml
チューハイ(7%)350ml
(ストロング500mlは完全にアウトだ気を付けろ)
日本酒なら一合
ウイスキーならダブル1杯
ワインならグラス2杯
詳しい計算式もあるので,その辺は他のサイトで調べてみてください☆
とにかく適量が定められているわけです。実際のところビール1杯で収まるかと言われればそうでもない。特にGWなどは。普段晩酌で飲む私ですが,家で飲むと酔やすく,ビール500mlで十分満足することもよくあります。ただ、GWなどの連休ではそうはいかない。食べるものや会う人も変わり自然と酒量も増える傾向があります。アルコール愛用者にとって楽しくお酒を飲めることは嬉しいことであります。依存症のリスクは身近にあることを忘れずGWも楽しいお酒に興じようと思います。
ただ,依存症者にとってGWなどの大型連休は,強力な引き金となりうるでしょう。一度飲み出すと止まらなくなるのが厄介なところ。船の舵を失ってしまう。ぶつかるまでもう止まらなくなってしまうのが依存症の特徴といえるでしょう。実際断酒会やAA(自助グループ)などでは,この大型連休をいかにお酒のない生活にするかを話し合うのです。
「そんなの別に行かなくても,意識して飲まない選択をしていけばいいんじゃないの?」というのが一般の人達の意見でしょう。
しかし彼ら彼女らは自分自身がアルコールを目の前にすると,無力になることを理解しているからこそ集まってミーティングをするのです。各地域で行われている普通の人たちでも参加できるミーティング(オープンミーティング)に行くととても多くのことを学ぶことができます。鉄板ネタを話して笑いを取ってくる人達もいるので,依存の問題を抱えている人は,今まさにやめている人たちの話を聞くことは大きな意味をもってくるでしょう。
コントロールを失う前にアルコールとの付き合いを見直す機会が作れるといいですね。問題が大きくなってからではもう手遅れだということを彼ら彼女らは身を持って示してくれているのだと感じました。
お酒をおいしく飲むために・・・
ぜひ酔うことを目的にしないでください。
何を飲むかを選択する楽しさや,誰とどんな話題を楽しむかなどお酒以外にも楽しみが周りにあることをしっかりと理解すること。
私の場合,お酒は人をつないでくれたり親密性を深めてくれるものだったりします。しかし,人によってお酒はなくてもいいものであることを理解しておきましょう。そして,断るという選択肢も常にそばにあるということが大事。断ったところでその人全体を否定するわけでもないですし、気楽に断れる雰囲気作りは大切ですね。
休肝日も意識すること!これも大事。飲まないとやってられない状況を避け,お酒以外のストレス解消法もしっかりと持っておきましょう。だってみなさんの人生ってお酒だけじゃないはずでしょ?もっといいものが生活の中には埋まっているはず。そこに目を向け,生き方の見直しこそがお酒に頼らない生活につながるはず。是非ともお酒をお酒として楽しめる生活にしていきたいですね(´・ω・`)