抑うつの波
30代も後半になってくると体のあちこちにガタがきたりすることもあるようで、それは体に限らず心に現れることもよくあります。
私の場合は抑うつ症状ではないかなと思います。
年に3回ほど強烈な抑うつ感に襲われます。
症状として、
「あ~もう何もしたくない。お仕事休みたい。布団から出られない。体動かすのもだるい。誰にも会いたくない。静かに天井をボーっと見ていたい。今すぐ消えてしまいた。何もかも放り出したい。死にたい。etc」
まあ、いわゆる診断基準にも当てはまりそうな症状がたっぷり。
ただし、その症状が継続することはなく、だいたい1日や2日寝ると気持ちがまた上がってくるようです。
まあ普通といっちゃ普通なのかもしれませんが、私にとってはこの年3回の波がとてもキツイものになりつつあります。
本来のうつ病のように一定の期間何もできなくるわけではないのですが、この抑うつ症状は、30代後半の私にとって、なかなか手強い相手となってきました。
きっとこれが長く続き、体も心も動かなくなったら本格的なうつ病などになっていくのかなとよく感じます。
割とポジティブ思考な私の頭の中
わたし自身、物事を深く考えすぎると頭の中がぐるぐるになってしまうことをある程度理解していますので、思考にとらわれないように日々努力しているわけです。
問題志向になっているとダメですね。
何が、どこが、なんでそうなったかなどばかり考えていると気持ちは沈むばかり。確かに原因を探る必要はあると思いますが、それに固執してしまい生き方自体が苦しくなってしまう人を多く見てきました。
解決志向でいることが精神的な安定につながると私個人は考えます。
心理療法の中では、解決志向ブリーフセラピー(ソリューション・フォーカスト・アプローチ)という分野があるくらい、物事のどの部分を見ていくことが生きやすさにつながるか書かれています。
うつ病の有病率
ご存知のとおり、うつ病の生涯有病率は3~7%ともいわれています。若い女性と中高年で頻度が多く、社会経済的影響が大きい病気のひとつといえるでしょう。
そうです。きっと誰でもなるのです。
そう考えるだけでも視野が広がる人もいるかもしれません。抑うつ症状がきつくなると、視野狭窄(簡単に言えば、周りがぜんぜん見えなくなること)に陥って不信感や不安に追い込まれてしまうこともあるかもしれません。今は薬物治療だけでなく心理療法もうつ病には効果があるらしく、回復するための選択肢の一つとして認められつつあるようです。
波に飲み込まれないためには
まずはひとりで抱えないことでしょうね。
人に素直に甘えるのは本当に難しいこと。
これまで自分で頑張ってきたからこそ自分でなんとかしたい気持ちがあることは確か。
しかし人に頼れなくなるどうなるのか・・・
そうです。モノに頼ってしまうのです。
いわゆる依存の始まりです。
自身のメンテナンスをするためにも、自分で解決できる問題と自分ではどうにもならない問題を理解し、区別しておくことが生きやすさにつながるのではないかなと個人的に感じています。