ハイリー・センシティブ・パーソン(チャイルド)HSP(Highly Sensitive Person)/HSC(Highly Sensitive Child)は、1990年代後半から徐々に浸透してきた概念で、最近情報番組でもよく取り上げられてきています。
簡単にいえば、「普通の人よりも敏感で繊細な人」です。HSPは人の気質を表しているので病気とは違います。生まれながらに持ってる性質・気質・個性といった方が理解できるかもしれません。
刺激に敏感で人間関係においても必要以上に深読みしたり、小さなことでも気になったり、周りの空気・雰囲気を尊重しすぎるあまり気疲れしてしまう人もいます。五感が人一倍鋭く、自分なりのこだわりを強く持っている人など、その気質は様々です。
5人に1人はこのような気質を持っているともいわれ、病気ではないものの、その気質や個性によって社会の中で生きづらさを抱えている人も多くいるようです。
⇩HSP関連オススメのnote⇩
https://note.com/minli_morimori/n/ne1edace764db
HSPの概念が敏感しすぎやしないか?
「普通の人よりも敏感で繊細な人」として紹介されやすいHSPですが、社会人なら多くの人が当てはまると思います。特に会社員などであれば、周りとの調和を求められたり、上下関係の中で板挟みになりながらも調整を行うことも多いはず。
普通の人って普通に頑張ってるのですよ!
だからこそ言いたいことは、「ぶっ飛んでる人」はそれほどすごくないということです。自分のしたいことや言いたいことを周りに気にせず発言・発信できる人は、主体的な人である反面、ここで言われる「繊細な人」にはやや当てはまらないことが多いでしょう。
普通の人たちは、普通に人間関係の中で悩みながら、上司を思い切り殴ることもできず、日々我慢の中で耐え忍んでいることも多いと思います。真面目で頑張りすぎるからこそ他の精神疾患を患ってしまう人だっています。
⇩うつとHSPの関連note⇩
https://www.shinjuku-stress.com/column/psychosomatic/hsp/
まとめ
⇩HSPチェックリスト⇩
https://studyhacker.net/sensitive-scale
とくダネでHSPの概論をアナウンサーが説明した後、スタジオのパネラーにHSPチェックリストにどれほど当てはまったかを聞いた際、多くのパネラーがそれほど当てはまらないと述べていた。
そりゃそうだw
普段から講演やテレビ出演している人にHSPかと聞いたところで番組が求めている答えは出てこねーよwww
思わずツッコミを入れてしまいました。
これはある意味真っ当な結果で、「普通の人よりも敏感で繊細な人」たちは、周りを尊重しすぎるあまり、行動が制限されてしまいやすい傾向がある(つまりは表舞台が苦手)ということの証明でもある気がしました。
「あ〜きっとこういう人たちにはHSPの微妙なつらさ、積み重なる日々のモヤモヤ、周りを尊重するあまり自分の生き方が思ったように生きられない葛藤など伝わりにくいのだろうな・・・」との思いに苛まれました。
http://www6.nhk.or.jp/baribara/lineup/single.html?i=1152
加えて感じたことは、まっとうな治療につながっておく必要があること。
最初に紹介したnoteの中でも危惧されていたように、新しい概念が出てきた時には、それを食い物にする輩も出てきます。ご注意を。