ギャンブル依存症者が今日賭けないためにすべきこと

依存症の回復過程の共通キーワードとして
今日一日○○しない】という概念は、最も重要な部分だといえます。それほどまでに依存症者は、毎日誘惑や渇望と闘っているのです。いつ、何がきっかけでそのスイッチが入るかわからない人も多く、そのスイッチは生活の中の至るところに存在します。

行くこと自体が目的になっている??

過去の記事でも取り上げたように、ギャンブルや買い物、窃盗、浮気、インターネットといった依存は、主にプロセス依存と呼ばれる性質を持っています。
https://yuruiizonshou.net/post-1754/

https://yuruiizonshou.net/post-1463/

加えて、ギャンブルの場合は、勝ち負けを通り越して、遊技場に行くこと自体が目的になってしまう場合が多く、のめりこみすぎてしまうと多くのものを失ってしまいます。

要はギャンブルのスイッチを避ければいいのね!

簡単じゃん♪

実は、避けるってすごい大変なことなんですよ・・・

ギャンブルの引き金

パチンコ屋に行かなきゃいい
競馬がある週末は予定を入れておけばいい

これらは、引き金を避ける上で当たり前にできる対策でしょう。しかし、世の中には隠れた引き金もたくさんあります。

パチンコ・パチスロを例に引き金を考えてみると・・・

◆コンビニの雑誌コーナーで攻略雑誌を見た時

◆遊戯していた時に飲んでたエナジードリンクを見た時

◆エヴァンゲリオンの曲を聞いた時

◆YouTubeのパチンコ実践動画を見た時

◆給料日や財布の中の2万円を見た時

◆パチスロコインの独特な臭いがした時
◆あたり付き自動販売機でコーヒーを買う時 などなど

タイトルにある通り、「今日賭けないためにすべきこと」はこれらの引き金を意識して避けて(行動して)いくことです。小さな引き金を意識して避けていくことが今日一日を乗り切るために最も大切なことだといえます。あなたが思っている以上にギャンブルの引き金は身の回りの生活に溶け込んでいることが多いでしょう。

できれば、何を求めてギャンブルをやり続けていたかを話せるといいでしょう。これを話せる人は、回復の次のステップに進むこともできますし、ギャンブルにつながる精神依存も治療の中で取り扱えるようになります。

https://yuruiizonshou.net/post-329/

ギャンブルをする半数の人たちは、「ギャンブルでの痛い目」を見たところでギャンブルと距離をおくようになります。しかし、病的なギャンブル依存症者の行動は止まりません。これは「意思が弱いから」とか「底をついていないからダメだ」という意味ではなく、ギャンブル依存症はまぎれもなく病気だからです。

そう考えると今日すべきことが少しだけ見えてきますね。



間違いだらけの性依存

間違いだらけの性依存

異常なほど性欲を持っている性依存

まずは、この図式を頭に叩き込んでほしい
つまりは、性依存は性欲だけの問題ではないということ

◆窃触症(痴漢行為)、窃視症(のぞきや盗撮)、露出症
◆小児性愛、性的サディズム
◆強制わいせつ、強制性交
これらはパラフィリア障害※と言われ、性依存はその他に「強迫的行動症」を伴いながら病態が形成されていく
※パラとは、「中心」から外れている対象への性愛
性依存に関する「強迫的行動症
◆次々と性的パートナーを取り換える
◆同時に複数のパートナーと性交渉を持つ
◆性に対する「とらわれ」が行動化する
◆過度なマスターベーションやポルノ、アダルトの閲覧
いうならば、性依存とは、強迫的に性体験を追い求め、その性衝動を満たすことができないと生活そのものに障害が出てしまう病といえる
性欲の異常さが原因と捉えるのではなく、個々の生活に支障をきたすほどの行動を伴っている場合も考えられ、多くの当事者が「やめようと思っていても止めることができない」衝動を抱えている。

頭の中は常にピンク!?

性依存に対する大きな勘違いとして最もよく聞かれることだろう。

当事者の中には、「反復性」と「衝動性」が交互に出現し、禁欲的に苦悩する時期と衝動的に行動につながってしまう時期が波のように訪れる。

性行動につながる条件反射のスイッチをいかに入れないかが回復を目指す当事者たちの課題であり、「ダメだと思っていてもコントロールができなくなる自分」になる前に対策を打たなければ衝動は止まらない。

性依存は「犯罪化するタイプ」と「犯罪化しないタイプ」があり、上記のパラフィリア障害は、人ひとりの人生を壊してしまうほどの犯罪の典型だ。犯罪だとわかっていてもやめられない根底には、「依存症」という病理が含まれているが、直接的に被害者がでる性に関わる問題は、病理であろうと適切に対処していかないといけない。

「犯罪化しない性依存」は、何かを満たすために性的行為を行ったり、自傷的な性行為(プロテクトしない性行為や性感染症リスクの高まる行為)を繰り返してしまう性質を持っている。直接的に犯罪につながらないにしろ、性を契機として依存問題が悪化してしまうのがこの特徴だ。

https://toyokeizai.net/articles/-/218206?page=4

経験人数の多さで満足するものではなく、「ビッチ」と言われようとも性行動につながってしまう彼女らの背景には、性に執着せざるを得なかった環境が関係していることも往々にしてある。




性依存が満たしてくれるもの

依存の根底には「メリット」が明確に存在する
性に限らず、違法薬物やアルコールであれそれらを追い求める背景には、それでしか得られない明確な理由があるといっていい

承認欲求

性的なものは、安易に女性の承認欲求を満たしてくれるものとのつながりが強く、依存対象になりやすい。
つまりは、性を売り物とすることで気軽に価値が生み出せる。

 

特に女性は、搾取される対象として顕著で、性感染症や妊娠のリスクがあるにもかからわず、商品として消費される傾向がある。

「若さ」「容姿」「女性」が社会の中で価値を生みやすい。社会の闇とまでは言わないが、根深く女性を苦しめてしまっている要因のひとつといえる。

スリルや快感

性依存に限らず、より刺激を求める傾向が依存症者にはある。これまでと同じでは満足できなかったり、刺激に対して耐性ができる。

また、性行為に至る達成感などが自分の存在価値を確認するものになったり、性行為に至る過程そのものへの依存がある場合も。
罪悪感よりも今、生きている実感がもてることが性依存をさらに根深くさせる。

現実逃避

依存対象があることで向き合うべき現実に向き合わなくて済むという効果がある。
性に限らず依存症の背景には精神依存が多く含まれている。
「性」があるからこそ生きながらえているという人もいるぐらいだ。本気で回復したいと思う反面、生きていくために性と共存している当事者たちも多い。

https://yuruiizonshou.net/post-329/

性依存症者だからといって、相手を「人」と見ていないかと言われるとそうでもない。
ただし、「スイッチが入るまでは」という意味が大きくのしかかる。

性依存ではない人の性とは

明るく楽しく、親密な人との親密な性行為を質的に高めることができるということが一般的?な形であろうか。回数や経験人数にこだわることなく、性行為以外の楽しみを性の中でも見出すことができるということも一般的?な形なのかもしれない。

ただし、明確な正解がないのも「性」であり、一概にあなたの「性」が間違っているわけでもない。ただし、「性」にとらわれないことはひとつのキーワードになるだろう。

個人的には、最低限の紳士※でありたい。
※紳士とは、社会的に高い地位にある男性、または、礼儀やマナーに長けている者を指す。(Wikipedia)

30〜40代男性の性依存は深刻化しやすい!?

https://toyokeizai.net/articles/-/321728?page=3

働き盛りで性的に前向き・・・大賛成だと思う。ぜひ少子化に歯止めをかけていただきたい。ただし、この記事でも書かれているように、30〜40代男性の性依存はねじれやすく深刻化してしまう場合もある。自分の性の在り方について見直す必要と話し合える場を作っていくことも回復のためには必要だろう。

まとめ

性的にシラフ」であることは性依存者にとって重要なキーワードだ。ただし、現在性依存問題をまともに話し合える場や回復に向けて治療する場は極めて少ない。

そのため、性依存を抱える当事者は、共感されることなくひとりで苦しんでいることも多い。たまに共感を示す相手が現れたとしても、性をきっかけに【消費】され、【利用】されてしまうことだってある。

孤立は性を悪化させる要因にもなる。
依存していない自分は価値のない人間だと考えてしまい、さらに性に関する依存が強化されないためにも「仲間」とつながる必要がある。

慢性的な孤独感や寂しさの感情にさいなまれ、安易に満たしてくれる性に固執してしまうことは彼女らにとって生き延びる術だったりする。当事者たちの多くは、「それではいけないことも理解している」というところが性依存の根深く難しいところ。

彼女らには自尊心がないのではなく、その受け皿がザルのようにスカスカで溜まらない。だからこそ、回復のために依存対象を多く持っておくことやザルから漏れないための対策や治療が必要になってくる。




ぴかりん式合法ダイエット

ギャルモデルを経てゴスロリ、メイド、コスプレ、ヤンデレなどのサブカル文化の牽引者として大活躍中のぴかりんこと、椎名ひかり激痩せしたダイエット法がYouTubeで公開中!!

【KERA】【小悪魔ageha】【abemaTV冠番組】を経て活躍する、ぴかりんの合法ダイエットとは。

ぴかりんプロフィール

生年月日 1994年11月18日
身長   152㎝
体重     37㎏

断食ダイエット

まずは3日ないし、5日間の断食
もちろん健康のために水分補給は絶対
炭酸水などで胃を膨らませながら空腹をしのぐ

コカコーラ・ゼロなどの飲み物で空腹を満たす(まぎらわせる)

3日ないし、5日間の断食後には、ゼロ・カロリー飴やゼロ・カロリーゼリー、吸収が緩やかなスープなどを摂取していく
身体に負担がかからないように固形物も徐々に摂取していく

(そもそも一般人は、5日間を乗り切れないのでは💦)

顔がコケても注意

1〜2日断食すると、顔がコケて見えてくる
しかし、顔がコケて痩せたと錯覚しないよう注意が必要
日本人は顔がコケても下半身が太いままな人が多いともいわれている

ぴかりんは、お風呂で使う発汗ジェルやターボセルなどを利用しながら痩せる体型を獲得していった

圧迫や締め付けによって発汗を促すターボセルなどは、むれたり肌が荒れたりと注意が必要であるものの、寝る前はもちろんのこと、ダイエット中は特に意識して履いていたとのこと

発汗させる環境づくりに余念がない

モチベーションの高め方

二次元やコスプレイヤー、フィギュアの画像を眺める
なりたい理想を身近に感じるため、スマホなどに画像を保存する特に、好きなフィギュア(布面積が少ない水着系)を見て理想をより身近なものにし、イメージを強化する「努力次第で二次元のような体型にだってなれる」という一種の自己暗示を活用する
フィギュアは二次元だから・・・ではなく、「あれになる!」思考でダイエットに励んだほうがダイエットも楽しくなるまさに意志の強さがものをいう

新宿歌舞伎町のキャバ嬢を見に新宿へ
行動的モチベーションの高め方のひとつ

多くの女性が夢見る理想的な「」を商品にしている彼女らの細い脚を実際に見にいくこと

理想的な脚を脳にインプットさせ、「なるべき姿」「なりたい姿」を強化し、会いにいくという行動と結び付けることで意志の強さが「今日1日だけ」でも保つことができるようになる

小学生の脚の画像を保存
ぴかりんの理想は小3〜小6女子ぐらいの脚であり、筋肉や脂肪がつく前の脚をより具体的にイメージするために画像を眺めてモチベーション向上に努めた

小学生の脚って言われてもよくわからないんだけど、実際女性は共感できるものなの?

すごくよくわかる・・・

肉がつく前のあの細さ・・・
あれが欲しいのよ・・・

 

 

寝る前の糖質&脂質たっぷり画像チェック
「これだけ我慢しているのだから、明日は少し食べていい。明日の朝なら食べられる。」という食欲を次の日に持ち越す意識と「食べられる保証」をしていくということ過食リスクの高まった夜を、いかに乗り切るかということに全力を注ぐこと

心理学でいわれるマインドフルネスのような「今ここ」とはではあるが、次の日の保証は安心感を与えてくれるものになる同時に、マインドフルネスのような先の不安や心配事にとらわれない「工夫」も実践しているといえる

また、最近では、食欲コントロールにマインドフルネスを取り入れて減量している女性も多いとか

時間を忘れるほど熱中するものを作る
食べ物にできるだけとらわれないような生活を意識的に構築していくということ
自分が心底楽しめるものは何か」と向き合うことで意識を食欲から意図的に離れさせるイライラや辛さは一旦脇に置き、マインドフルネスを実践しながら「今ここ」な状態を作っていくことが熱中することにもつながる
お風呂に入る
お風呂での時間を充実させる
ぴかりんは、ダイエット中は1日6h入浴!!😇
普段でも3h程度入浴するとか!?🐙💦
結果 ぴかりんは4ヶ月で7㎏の減量に成功

断る勇気

食事を断る勇気を持つということ

意地を張って食べないことに固執するのではなく、断れる自分も持つことはダイエットに限らず自分の生き方を豊かにしてくれる

家族のサポート

ひとりで苦しい思いをしないということ

家族や周りの人の力を借りながらダイエットすることで頑張っている自分を周りが認めてくれる

褒められることは、モチベーションをさらに高めることにつながり、成果を残すことでさらに成果を出し続けたくなる気持ちも増えてくる
無理に頑張りすぎなくても良いので、遠回りでも構わないのであれば炭水化物抜きダイエットがオススメ

ちょっと真面目な認知行動療法のお話

ぴかりんのダイエット動画には、ダイエットを成功させる認知行動療法的エッセンスが多く盛り込まれている

意志の強さに頼るのではなく、具体的な「行動」につなげる工夫が盛り込まれており、自分の変化をより実感できるダイエットとして「工夫」されている部分が多い

https://yuruiizonshou.net/chiryou3/

まとめ

無理をして、意地になって体重計に示された数字に固執する必要はない

時には過食嘔吐したっていいと思う

大切なのは、いかに賢くダイエットしていくか

体調を崩してまでするダイエットは、どこかで歪みが生じてしまう。

無理なく、確実に、賢く自分のダイエット方法について考えていくことが求められる

ぴかりんのダイエット事例しかり、完璧に痩せられるものはないが、少しでもそのダイエットの精度を上げていくために実践してみるのもいいだろう

重要なのはアセスメントプランニング

ぜひ、体調に気をつけて、より良いダイエットを




需要があれば、闇落ちダイエット【チューイング】についても考察したい(=゚ω゚)ノ
ところで、1年で10㎏痩せた私のことをもっと褒めてくれてもいいんですよ♪

一杯ビールが生き方を変えるアルコール依存症のお話

アルコール依存症と言われて想像するのは、飲んだくれやからみ酒、街で寝そべっているサラリーマンが一般的かもしれない。

しかし、それは極めてわかりやすい例だろう。

私が会ってきたアルコール依存症の人たちは、概ねまともだ。

飲まなければまともな人という表現がちょうど合うだろうか。

飲んでいない彼らは、物腰が柔らかく、丁寧な物言いで社会性やコミュニケーション能力が高い人も多かった。

一見しただけでは依存症であるかどうかは分からず、まともな人が多かった印象がある。

彼らは化ける。確実に化ける。

一杯のビールが彼らの人格を変えてしまう。

断酒は一生の問題だと当事者たちが話すように、今日一日飲まないために全力を注がなければ、いとも簡単に再飲酒(スリップ)してしまうことを彼らはずっと前から知っている。

今断酒を継続している人たちは、一杯で止まらなくなることを認めている。「この一杯だけ」では止まらないからこそ、断酒を続けることが回復につながる。

https://yuruiizonshou.net/alcoholics1/

再飲酒をできるだけ遠くに持っていく

回復過程で再飲酒(スリップ)してしまうことはよくある

ただし、重要なことは、スリップしたからといって諦めてはいけないということ。

できる限り再飲酒を避け、次の一杯を遠くに持っていくことが断酒を継続していくことにつながる。

しかし、多くのアルコール依存症者が、一杯の過ちで断酒することを諦めてしまう。それはきっとこれまでの努力が泡のように消えてしまったかのように感じるのかもしれない。

ただ、これだけは確実に言える。

依存症は意志の強さでは治らない。

意志の強さだけではなく、まずは、諦めず再飲酒(スリップ)を遠くへ持っていく「工夫」を少しするだけでいい。

依存症を理解するためにオススメ書籍

「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるか 

■著書 松本俊彦

薬物、アルコール、ギャンブルなど幅広い依存症者たちに共通する「助けて」が言えない背景に目を向け彼らの困り具合を知ることでその回復の手助けとこれからの人生について一緒に考えていく作品

【季刊[ビィ]

はまった理由《依存症回復者80人の声》

■著書  ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

多くの依存症に関する体験談をまとめ、なぜハマったのか、なぜそこから這い出せなかったのか、そして、何がきっかけで回復に向かっていくのかをまとめた作品。自分一人じゃないってことが体感的に理解できるオススメ本。

【季刊[ビィ]「依存症」偏見とスティグマ―私たち、黙っているのはやめました

■著書  ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

依存症に根深く刻み込まれている偏見とスティグマ(刻印)を当事者たちはどのように克服していくのか。依存症に関する世間の理解のなさに当事者、支援者、そして家族は黙るのをやめ行動に移してく。回復するために必要なエネルギーが詰まっている本。




オーバードーズ(過量服薬:OD)して見る夢で叶えたいものは叶ったのか

オーバードーズ(過量服薬:OD)は逃げだとは思わない

彼女らは、つらい現実と向き合う中で対処方法を見つけたのだ

たとえそれが周りに理解されない行動だとしても・・・

自己治療仮説】まさにピッタリな言葉だと思う。

幅広い依存症治療や自傷行為に関して著者の松本俊彦先生はこのように述べていた。

オーバードーズ(過量服薬:OD)は何を叶えるのか

彼女らは生きずらさを感じて生活している。

個人的な意見であるものの、私が関わってきた当事者たちはおおむねそうであった。

過量服薬とは、睡眠薬や咳止め、抗精神病薬、抗不安薬などの処方薬を、その規定量を超えて摂取してしまうこと【過量服薬(オーバードーズ:以下OD)】をいう。

寝逃げとして安易にODする者もいれば、救急車で運ばれ胃洗浄したり2〜3日の間、目が覚めない患者も見てきた。

当事者の声に耳を傾けると
【現実逃避したかっただけ。本気で死のうとは思っていなかった。思った以上に周りに迷惑をかけてしまった。】など様々だ。

ODの危険なところは、死ぬつもりはないのに死んでしまうということにある。

そう。
生きづらさを和らげるために行ったODによって、間違って命を落としてしまうケースが少なくない。

病院などで勤務している人ならわかるだろうが、救急で運ばれてくるOD常連さんは、死にたい気持ちと生きたい気持ちの中で常に揺れ動き闘っている。

うつ病、躁うつ、自傷行為、人格障害など見えにくい死のリスクを抱える当事者たちは、問題を自分一人で抱え込みすぎる傾向がある。
まさに彼女らは【助けてが言えない

https://yuruiizonshou.net/post-216/

ODは果たして万能なのか

ODには即効性があり、その薬理効果は確実に一瞬の癒しとつなげてくれるだろう・・・

やっぱり万能じゃん!
ODバンザーイ(╹◡╹)

ただし、リスク後始末があることを忘れちゃいけないね

どゆこと?

簡単に癒してくれるからこそ、また頼ってしまうリスクがつきまとうのです!

それと後始末は、後からさらにでかい負の感情を連れてきます!

 

え、さらに辛くなるなら私ならちょっと悩むわ・・・

ODしてみる夢で叶えたいものは叶ったのか

残念ながらODしてみる夢で叶えたいものは叶わない

しかしその苦痛から逃れるためのするODには、回復のための大切なものが眠っている場合がある

多くの場合、それは一人では見つけられない

ぜひ、ODする前に誰かに話してみることをオススメする
コツは、ODする前に話をすること
さらに言えば、SNSに安易に助けを求めるのではなく「人」に助けを求めることがキーワードとなるだろう
それが一番大事

この記事は、ODを肯定しているわけではない。
ただ、ODを繰り返す人たちは、ODがあるからこそ生きていられるという現実問題について取り上げたかった。




ミニマリストはなぜモノに依存しないのか!?

部屋に置かれたカバン・・・
本棚からはみ出した積み本・・・
朝脱いだままのパジャマ・・・
できることなら無印良品のモデルルームのような部屋にしたい・・・

生き方全体もスタイリッシュに、そして無駄のないものにしたいと感じる人はきっと多いはず。

現実は難しいもので、ちょっとの間そこに置いておくつもりのものが幅をきかせ、いつの間にか生活スペースは限定されたものになっていく。

【こんまり】こと、近藤麻理恵さんのように片付けが上手くなれるなら、もっと何かに集中できるのに・・・

いやっ、「片付いていれば・・・」それは単なる言い訳なのかもしれない。

それにしても、モノを極限にまで減らしながらも自分の生き方を歩んでいるミニマリストは一体なぜモノに依存しないのだろうか。

ミニマリストとは

ミニマリストとは、ミニマル(minimal)から派生した造語で、「最小限の」と言う意味合いをもち、できるだけ少ないモノの中で生活をする人のことを指す。

元々は建築の分野で使われる言葉で、「最低限で無駄のない、厳選された豊かな暮らし」をテーマとしている。

上下モノクロ意識高い系SEってわけじゃないのね

イメージのクセがすごいんじゃ〜

必要以上にモノを持つのではなく、自分にとって本当に必要なモノは何かを考え抜き、断捨離しながらも豊かな生活を見出すことに力を注ぐ。
シンプルで素敵な考えだ。

彼(彼女)らも実は、モノに依存している

薬物やアルコール、ギャンブルにも共通する依存問題には、大きく分けて2つ要素が含まれている
◆物質・精神依存◆
プロセス依存

【物質・精神依存】すなわちモノに依存すると言う考え。精神的・物質的にモノで溢れ、乱用を繰り返すことでコントロールを失ってしまうこと。代表的なものには違法薬物や処方薬、アルコール、摂食障害者の数字へのとらわれなどがある。

【プロセス依存】物質ではなく、過程そのものに依存してしまう依存。パチンコ・パチスロ、公営ギャンブルなどに必要以上に熱中してしまったり、ギャンブルそのものの行為が目的となってしまうこともある。

一見、ミニマリストは究極的に依存とは別のベクトルにいるように感じるが、実はそうでもない。

彼らもまた、このプロセス依存の中でモノを選別すること、減らすこと、捨てることにとらわれている人も多い。
認知の歪みとは言わないが一種のとらわれを感じさせるものがある。

ミニマリストのプロセス依存が悪化すると・・・

□相手に捨てることを強要する
□本当に必要なモノが見えなくなる
□捨てること=良いことの誤った認知になる

しかし、私自身、彼(彼女)らに特別悪い印象を持っているわけではない。なぜなら、彼らのいい面は「マインドフル」な状態であるということ。

今ここ、に集中し、そのモノについて考え抜く力」がズバ抜けているともいえる。今の自分にとってそのモノが必要かを突き詰める考えはまさにマインドフルネスな状態だといえる。

彼らのモノへの依存(突きつめる考え)は、未来や過去にとらわれすぎる依存症者には習得した方がいいスキルでもある。

ただひとつ、相手に不快な思いさえさせなければ、ミニマリストは究極的にエコだ。

薬物やアルコール、摂食障害等に共通するのは、物質・精神的依存
ミニマリストは、プロセスに依存しやすく、モノには依存しない。
気をつけておかねばならないことは、「モノに依存しないから大丈夫だ」と思っているといつの間にかドツボにハマるということ。

依存症は、誰にでもなりうる問題なのだなと改めて感じた。




夫や彼氏といる疲弊感・・・実はそれ、カサンドラ症候群

自粛生活で家族(夫やパートナー)と一緒にいる時間が増えた人の中に、精神的に疲弊している人はいませんか?

今日はそんな大人の発達障害を持つ「」に焦点を当てたカサンドラ症候群というお話

もう・・・旦那といるの・・
ムリ・・あいつ宇宙人だわ・・・

カサンドラ症候群

カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群の配偶者(主に妻)が陥りやすい心の状態ともいわれ、夫の独特なコミュニケーションや心ない言動振り回され、心身ともに疲弊してしまう状態。

感情の交流が上手く持てず、その大変さも周りには十分伝わることなく、孤立無縁の中で心がすり減ってしまう・・・

夫との関係の中で自尊心や孤立感が増したり、身体不調、精神不調を引き起こす対人関係の問題

要は、疲れる夫を持つのお話ね!

特に、発達障害の一つであるアスペルガー症候群(現在でいう自閉症スペクトラム(ASD))の夫は、社会性やコミュニケーションに関する問題を多く抱えているとも言われており、日常の中で妻が知らず知らずのうちに隠れた被害者となっているケースもみられる。

結婚前はそんなことなかったのに・・・

多くの配偶者(主に妻)は結婚前に夫のアスペルガーに気付くことができない。
それは妻のみる目がないわけではない。

それはなぜか。
アスペルガーの男性はある種、社会の中で上手く擬態する。

□社会的に成功していたり一定の評価を得ている
□一般とは違う雰囲気が魅力的と評価される
□判断力などの強引さが引っ張っていってくれていると勘違いしやすい

諸説あるが、生物学的により良い子孫を残すために、自分とは違う優秀な遺伝子を残そうとする本能的な部分に問いかけてくるものもあるのかもしれない。

しかし、それが日常になった時に多くの問題が見えてくる。

買い物の価値観を例にとってみると

■自分の価値観が基準で高額なものでも買ってしまう
■家族の意見を取り入れない
■家族が買うものが自分の価値観にそぐわないと文句を言う
■衝動的に浪費に走る

もちろんこれに限ったことではないが、アスペルガー症候群であるがゆえ興味関心の幅が限定されたり、広い視野で物事を見れなくなったりするようだ。

経済的に余裕があるから大丈夫だと言う問題では済まされず、そのしわ寄せなどが配偶者(主に妻やパートナー)に大きな影響を与える。

離婚にまつわるメンタルヘルス

話は戻って・・・

そのような旦那に振り回され、疲弊していく過程でカサンドラ症候群は形成されていく。アスペルガーの男性はプライドが高い人も多く、自分の非を認めることが苦手な人も多い。

また、自分が傷付いた体験についてはしっかりと記憶している。

ある意味とてもめんどくさい。(笑)

このような宇宙人との経験の中で、配偶者は心をすり減らしながら生活していくのだ。

もうマジ無理、リスカしよ

まさにそう。その疲弊感こそカサンドラ症候群なんです

カサンドラ症候群から抜け出すには

⭐️夫の問題は夫の問題だと割り切る
⭐️自分の楽しみを見つけ自分の人生を生きる

要は、苦しさは事実であるが、その苦しさにとらわれず、自分の生きたい人生を歩むこと。夫を変えようとすることに力を注ぐのではなく、自分がしたいこと、変わりたいことに目を向けること。

変えられないものを無理やり変えるのではなく、自分の範囲の中で変えられるもの、「自分の生き方そのものを変えること」に力を注いだ方が幾分か素敵な人生が歩める。

自分の人生を自分でコントロールし、歩き出すだけでいい。




摂食障害(過食・過食嘔吐)とUber Eats等の宅配利用について

流行り病に伴い、自粛が余儀なくされる中で、摂食障害を抱える当事者たちの食行動はいかに変わったのか。

食べ放題などでカショオを繰り返し、過食欲を満たしてきた彼女らの「食欲」は、この自粛期間の中で一体何に置き換えられてきたのか。

https://yuruiizonshou.net/post-854/

また、自粛によって病気の症状はどのように変化したのかをTwitterのアンケート機能を活用してその現状について取り上げていく。

※なお、Twitterの性質上、必ずしも当事者が投票したものでもなく、統計的な処理は行わず、ある程度の参考値として見ていただけるとありがたい。

また、【ゆるい依存症のお話】のアカウントのフォローワーの少なさと私自身の独断と偏見がたっぷり詰まったフォロワーの力を借りた数値であることも考慮に入れた方がいい。

Twitterアンケート結果

このアンケートは2020年7月12日〜15日の3日間に集計したアンケート結果である。

【Uber Eats等の宅配利用と摂食障害に関するアンケート】
※自粛期間等の宅配利用によって摂食障害(過食または過食嘔吐)は・・・
◆悪化した      64%
◆やや悪化した    15%
◆やや回数が減った    7%
◆回数が減った    14%
72票

結果から見えてきたもの

 約8割もの摂食障害者が、この自粛期間で摂食障害(過食または過食嘔吐)の症状が悪化したと答えている。
投票者数は統計的に処理できるだけの数は集まらなかったものの、悪化(悪化した・やや悪化した)の割合は顕著だといえよう。
また、この件に関する当事者の意見を掲載する許可を得た。
【20代女性】
金銭的に追い詰められるのはわかっているけど、宅配アプリを見ていると過食欲が止まらなかった
【30代女性】
むしろバリエーションが増え、楽しく食べることができていた。ただし、食費は倍以上になっています
【20代女性】
どうせ過食嘔吐(カショオ)するので、コストを下げるため半額シールが貼ってあるものを仕入れます。都内ですがUberよりもスーパー派です

※アンケートに伴い批判的かつ参考になるDMもいただいたので、一部内容を変えながら載せる。
【○○代女性】
バレないよう隠すことに必死です。アンケートを取ることで摂食障害の印象がさらに悪くなるからやめてほしい。
私達の問題なのだから、下手に首を突っ込まないで。馬鹿にされているようでイライラする。あなたなんかよりよっぽど病気について理解している。
素直なご感想ありがとうございます。
当事者への配慮も踏まえて、今後の記事作成に努めて参ります。

まとめ

アンケートを実施して多くの反応をいただき、感謝の思いでいっぱいだ。

自粛に伴い、宅配利用が増え過食・過食嘔吐などの摂食障害の症状の悪化が顕著に現れた当事者多く見られた。流行り病の影響は、摂食障害者の日常に直接的に負の影響を与えることが少し理解できた。

加えて、金銭的な負担を余儀なくされている現実が見えてきており、今後のアンケート実施に加えるべき他の要因が少し見えてきた。

自粛の中ですら過食・過食嘔吐できるように依存症的行動に走ってしまう背景には、確固たるとらわれがあるのだろう。

病的な部分が流行り病によってわかりやすく出てきた当事者達も多いはず。
治療につながる必要があることを実感した人たちも多いことだろう。