過食嘔吐(カショオ)は止めると悪化する!?

過食嘔吐は止めると悪化する!?

このサイトで過食嘔吐(カショオ)する人がいるって記事を見たわ。頭ではわかってるんだけど、やっぱり止めた方がよくない?体に悪いことだし、止めるにこしたことはないんじゃないかしら。

 

このサイトで勉強してくださってありがとう♪
でもね、安易に過食嘔吐(カショオ)を止めると悪化することを知っていますか?

 

 

過食嘔吐は止めちゃダメ!?

そもそも過食嘔吐って目的があってやってる行動なんです。前回も話したように、摂食障害の人たちは自分の目標体重やボディーイメージに近づくため、日々努力しています。

それが不合理なやり方であろうと、真面目に過食嘔吐(カショオ)を繰り返し、目標体重まで無理をしてしまう。

そんな努力をしている人に対して過食嘔吐(カショオ)はダメだといってしまうと一体どういうことになるでしょうか。

う〜ん・・・
頑張っているのに否定された感じ?

まさにその通り。
だからこそ、過食嘔吐(カショオ)は止めてはいけないのです。

 

https://yuruiizonshou.net/post-854/

じゃあ、ほっておこうでは治らない

説明した通り、過食嘔吐は止めてはいけないことが分かりますね。
では、止めずにどうやって治すかについて考えていく必要があります。

摂食障害を抱える当事者は、このまま痩せ続けたい思いともうこれ以上過食嘔吐(カショオ)しちゃダメだという狭間でいつも精神をすり減らしています。

そんな時、周りができることは・・・

■回復のための多くの選択肢を提示すること
■周りの人の不安解消のために回復に無理やり結びつけないこと
■カショオした後の始末は自分で責任を取らせること
■ゆるく見守ること

まとめ

私たちの多くが、過食嘔吐(カショオ)をゼロにしようとまず考える。
しかし、その考え自体が摂食障害を抱える当事者を追い詰めてしまうことを知っておかなければいけない。

過食嘔吐(カショオ)の回数が減るだけでまずその努力を認めていかなければ回復にはつながらない。その一回我慢することは本当に難しいことであることを周りが理解していくことで本人は回復に向かいやすくなる。

https://yuruiizonshou.net/post-1703/





摂食障害だって依存症の一部!?

 

ねぇねぇ。このサイト摂食障害に関する記事も多く取り上げているみたいだけど、摂食障害も依存症のひとつなの?

 

いいところに気が付きましたね。
実は、摂食障害の食行動と依存には、とても密接な関わりがあるのですよ!?

 

なぜ、摂食障害は、依存症と同じ分類で語られるのか

第一に、依存の根底には「とらわれ」が存在する。摂食障害に問題を抱える人の多くが、体重○○.○○gをグラム単位でとらわれる傾向があり、日内体重の誤差をもコントロールしようとしてしまう。

しかしこれは、摂食障害に限ったことではなく、他の依存症においても「とらわれ」が存在し、そのとらわれに固執しながらコントロールを失う傾向が依存症にはある。

炭水化物は絶対食べない
今日は水分だけで乗り切ろう
食べても吐いてしまえば無かったことにできる
など多くの計画を立てながら、その課題の難しさに打ちひしがれ自己肯定感を失ってしまう人も多い。

第二に、とらわれと同時に体重が減ったことへの満足感が、脳に快刺激を与え、満足感の新たな経路がつくりだされることにある。
拒食を例にあげ、簡単に言えば、「結果に伴い満たされる」ことが摂食障害に拍車をかけてしまう。

食べないことで体重が落ち、脳は結果として「これで体重が落とせる」と強化され、同じ行動を繰り返してしまい負のスパイラルが形成される。

実はいい依存も存在し、筋トレや運動などはまさにそれにあたる。
適度な筋トレや運動は脳内物質であるセロトニンを分泌させ、体が変わる事で自己肯定感が増し、自信や性格そのものへの変化をもたらすともいわれている。

筋トレなどが日々コツコツと積み上げていくものに対して、摂食障害の問題は失敗が起きやすく、それに伴い自己肯定感が変動しやすい。

https://yuruiizonshou.net/addiction-2/

まとめ

摂食障害に限らず、依存の背景には共通する根っこが存在する。
依存症者は良くも悪くもその根っこと付き合っていきながら成功体験や失敗体験を繰り返していく。
「とらわれ」を一人で抱えていくことには限界があるため、SNSや周りにしっかりと助けを求めていく必要があるだろう。





依存の問題って誰にでも話せるわけじゃないんですよね。だからこそ話せる場って作っておく必要があるんです!

たしかに・・私だったら周りに知られたくなくて、一人で何とかしようとしちゃうかも。

アルコール依存症者必見!アルコール好きとアル中の違い

私はお酒が大好きです♪
日本酒、ビール、焼酎、ウイスキーなんでも好き⭐️仲間内でだらだら時間を忘れて飲めることは私の人生を豊かにしてくれている!

ゆるおさんお酒好きですもんね〜
ところで、酒好きとアル中(アルコール依存症)って何が違うの?

いい質問ですね。
あいまいだけどすごい知りたい部分ですよね⭐️

酒好きとアル中の境目

まずはここをチェック!

□お酒を楽しめる→酒好き
□お酒に人生を奪われる→アル中(アルコール依存症)

あなたにとってお酒はどういう付き合いになっていますか?

■普通の酒好きは・・・

お酒の耐性(肝臓のアルコール分解速度が早いかそうでないか。つまり酔いやすいか酔いにくいか)を考慮した上で、お酒を楽しめる人は一般的に酒好きといえる。

生活の一部にアルコールがあり、ストレス発散のひとつの手段としてうまく付き合っていけるものになっているだろう。

ストレスはアルコールでも解消できるし、それ以外でも解消できる。アルコールにこだわらなくても、それ以外の選択肢がいくつも存在することはお酒を楽しむために重要なキーワードとなる。

https://yuruiizonshou.net/addiction3-2/

■アルコール依存症者のお酒とは・・・

彼らにとってのお酒は、上記に示したお酒を楽しむ人たちとは一線を引く。
アルコールを中心に生活が回り、自分の人生が生きていけなくなってしまう。つまり生活の中心にアルコールが居座ってしまっている人はアル中であるといってもいい。

加えて、依存症は否認の病ともいわれ、多くのアル中は自分のアルコール問題に関して都合のいい解釈をしてしまう。

「いつもはこんな飲み方しないが、飲みすぎてしまっただけだ」
「今日は特別な日だがら」
「気分が上がらないから飲むしかない」

こういった言葉を繰り返しながらアルコールを飲むための言い訳を作り出してきた人も多いことだろう。

まさに、アルコールによって自分の生き方が奪われているという言葉がぴったりだ。

何も悲観することはない

この文章を読んでいるといくらか気が滅入ってしまうだろう。しかし、そこまで悲観的に落ち込む必要もない。

https://yuruiizonshou.net/%e4%be%9d%e5%ad%98%e7%97%87%e3%81%ae%e3%81%84%e3%82%8d%e3%81%afvol1/

以前の記事でも書いたように依存症は病気であることを理解し、受け止めて治療に結びつくことができれば、依存症は回復する事ができる病気でもある。

悲観と言い訳を繰り返し、さらなる沼に引きずり込まれないためにも自身のアルコールとの付き合い方に問題を感じる人は何らかの策を講じてみるといい。

 

コンビニ行けばいつだって手に入るものだからこそ、アルコール問題って本当に大変そう。

 

私だってアルコールに関しては、依存症の沼に半分足を突っ込んでいるとよく思いますよ。
日常生活に支障がきたしていないだけ。
そう、いつだって死神は音もなく忍び寄るのです。


※この記事の表紙には美味しそうなビールが並びきっと読んだ当事者にとっては引き金となりうることも考えられるが、是非ご容赦いただきたい。
※ちなみに本来のアル中とは、アルコール中毒のことであり、この記事では便宜上、一般人が理解しやすいように、アル中≒アルコール依存症と記載しています。





依存症のいろはvol,1

依存症の基礎知識編

 

飲んだくれて暴れたり、逮捕されたという人は周りであまり聞かないし、依存症っていまいちピンとこない。

 

薬物依存症とかアルコール依存症、処方薬、摂食障害、ギャンブルなど怖いイメージあるけど、実際周りにそんな人いないしなぁ・・・

 

依存症の人が周りにいるってあまり実感わかないですよね〜

実は、依存症って目に見えない病気なの知ってます?

 

あ、お久しぶりです。

ゆるい依存症のお話の管理人【ゆるお】と申します。

 

依存症は目に見えない病気!?

外傷があれば周りから見てもその人がケガをしているのは明らかだ。車椅子に乗っているなら下半身に支障がきたしているのか、それとも手術などで一時的に歩くことを止められているのかはある程度想像ができる。

しかし、依存症は目に見えない病気とも言われており、周りから見てもその人が依存症か依存症でないかほとんど見分けがつかない。(後遺症が残るほどの乱用を続けた場合は別)

それは一般人であろうが、医療関係者であろうが本当にわからない。それほどまでに依存症は孤独で一人で抱え込んでしまいやすい病気でもある。

ただ、その中で本人が依存症に陥っていることがわかるサインがあることも確かだ。

 

■感情の起伏が激しくなること
■多くの嘘をつくようになること

依存症の多くが、【嗜癖→乱用→依存】の過程を経ていくともいわれている。つまり、自分のコントロールの範疇でなくなっていく特徴がある。アルコールや薬物では「やめようと思っていても飲んでしまうこと」、ギャンブルや摂食障害では「今日はやらないでおこうができなくなること」病気によって症状は違うものの、依存をテーマに共通するものがある。

依存に至る過程で脳が器質的に変化してしまう。(例えるならば、生卵が茹で卵になるようなもの)だからこそ、依存問題は放置していても治らない。

治療すべきひとつの病気として捉えることが回復には必須になるだろう。このシリーズでは、依存症について広く、浅く、でも少し役立つ情報について取り上げていきたい。

なるほど。

乱用を繰り返していく中で依存症になっていくのね。ひとつの病気として考えると誰にでもなるものなのだとちょっとわかった。

ゆるおさんはどんな依存症ありますか?

 

おやっ、人の依存に興味が出てきたことはいい傾向ですね♪
その話はいつか取り上げましょう♪

おっと💦 そろそろ次の記事を書かないと。

 




今すぐできる過食スイッチを止める4つの工夫

摂食障害の症状の一つである、カショオ(過食嘔吐)についてはこれまでの記事の中でも多く取り上げてきたが、今回は、その過食のスイッチの止め方について迫る。

AERAの摂食障害の記事がチューブ吐きにまで言及!!

 

あなたがカショオ(過食嘔吐)の呪縛から逃げられない理由が実はここには眠っている。太ることが怖い方必見です。

 

過食スイッチを止める4つの工夫

□Twitterやインスタグラムのフォロワーの画像を見ない
□自分の買い込んだ食材を並べて撮らない
□無理なルールを作らない
□食べたい気持ちや止まらないつらさを言語化する

あなたがカショオの呪縛からから解放されるには、まずこの4つ工夫を試すことが回復の第一歩だろう。

~Twitterやインスタグラムの画像を見ない

SNSで同じ問題を抱える仲間とつながることはとても大事なことだ。一人で苦しみながらカショオを続けないためにも、たとえSNSであろうとつながっておくことは大切。

しかし、あなたは、フォロワーの画像を見ることで過食のスイッチが入っていないか?また、画像を見ながら今日、明日なにを次に食べようか考えていないか?

摂食障害者の多くは、食べ続けたい思いとやめなければいけない思いの葛藤を常に抱えている。あなたが開いているその画像は、カショオをより悪化させる引き金になっていないだろうか。無意識のうちに、知らず知らず強力な引き金に近づいていないだろうか。

食材を並べて撮らない

この行為は、一見何をどれほど食べたか記録しているだけのように見える。ひと昔前には、レコーディングダイエットという食事量を記録するダイエットも一時期流行った。

当時は、自ら紙媒体に記録し、そのカロリー計算によって摂取カロリーの整理に用いられたが、今はどうだろうか。スマホによっていとも簡単に画像に収められる。技術が進歩した反面、摂取カロリーに対する意識もアプリを用いることができるため、「考えること」が減ったのではないだろうか。

何を食べたかと記録していたものが、いつの間にかどれだけ食べたかという思考に陥っていないだろうか。

そして、食材を並べることは、過食行為をさらに強化させていることにもつながる。つまりは、過食を止めづらくさせているということ。まさに本人とって食べることを前提に動いている行動と言えよう。

無理なルールを作らない

多くの摂食障害者は、これまで幾度となく自分ルールを設定し、また、その自分ルールを幾度となく破り続けてきた。少しキツイ言い方になるが、摂食障害者のつくるルールには現実検討能力がないということになる。これは馬鹿にしているわけでなく、当事者によって作り出されるルールには、主観が入り込みすぎるため無理な目標設定を作ってしまいがちだ。

過食しないではなく、この時間帯だけ食べない。などのスモールステップを繰り返し、失敗しないルール作りが回復においても最も必要になるだろう。

食べたい気持ちや止まらないつらさを言語化する

まさに摂食障害において、最も重要な課題といえる。彼女らは真面目で我慢強く、弱音を吐かない。言語化することを避ける一方で、行動(症状)として、食べ吐きを繰り返す。つまりカショオの治療には、自分の言葉でつらさを話す必要がある。

しかし、世の中には安全で守られた自分の思いを話し合える場所は極端に少ない。カショオに向かう自分自身を引き止めるためにも、ツラさを言語化することは必須事項になってくるだろう。

もう一度言うが、彼女らは概ね真面目で、人に弱味を見せないからこそ、治療には「頼ること」が必要になってくる。なんとももどかしいことだ。

まとめ

我慢だけではカショオは止まらない。

しかし、多くの摂食障害者は、食欲を我慢できないのは我慢が足りないからだと思っている。摂食障害の依存に関する病識を持っていれば、意志の強さだけに頼っていても回復していかないことを身をもって体感できるだろう。

摂食障害の治療法には、薬物療法と同じくらい心理療法(認知行動療法・対人関係療法・カウンセリング)の有効性が示されている。摂食障害に至るきっかけを見つける作業やカショオに至る感情を言語化させることは摂食障害の治療に欠かせないもののひとつ。

結論を言えば、カショオの治療者はあなた自身だ。

精神科医やカウンセリングがあるから摂食障害が治るわけではない。あなたが自分の問題に向き合い、問題への対処方法を探りながら、治療に向かい続けることが摂食障害の回復期といえる。そのお手伝いとして精神科医やカウンセリングがあるのだと理解しておかなければいつまでたっても回復はしない。

そして、誰かに治療を丸投げするのではなく、治療に対して、また人生に対して主体的に生きようとする力が摂食障害者の治療には不可欠になるだろう。

あなたは、自分の体重や摂食障害に関するとらえ方についてどう感じているかなどを真剣に話したことはありますか?単なる体重が重い・軽いではなく、摂食障害について深く取り扱っている人はきっと少ないだろう。

でも、そんなこと話していったい何になるのか。」そう思う人も多いだろう。

しかし、摂食障害者にとって、今のあなた自身が感じている困り具合に焦点をあてる必要がある。「自分の思いや考えを吐き出してこなかったからこそ、症状として摂食障害があらわれている」ことに気づくことができれば、生き方全体が変わるかもしれない。だからこそ過食嘔吐は一種の自傷だと理解しながら、回復に力を注いで欲しい。




↓↓社会資源↓↓
こころの健康クリニック芝大門https://ipt-clinic.com/
メンタルクリニックエルデhttp://www.mental-erde.com/

あいち熊木クリニックhttps://www.dr-kumaki.net/
淀屋橋心理療法センターhttps://www.yodoyabashift.com/

※当事者でなくとも家族が社会資源につながることで当事者が生きやすくなることもありますので早い段階での受診をおすすめします。※