クロスアディクション
クロスアディクションとは、2つ以上の依存が併存する状態。
つまり、アルコール依存とギャンブル依存が同時に当事者の中にあったり、薬物依存の背景には関係依存が隠れているなど、問題を複雑化させるものだったりします。
ところで、アディクション(依存症)とおおまかに言ってもその種類は多く,身近な飲酒問題をはじめ、ストーカーや浮気、処方薬もアディクションの問題が根深く関係していると言われます。
昔から言われているところだと、うつとアルコール。
まともな精神科にうつなどの症状で受診するとまず聞かれるのが飲酒の有無でしょう。もし精神科に行って予診で聞かれなかったらそこはモグリだ!!(※持論)
それほどうつ病の背景にはアルコールの問題が関連していることがよくあります。
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調査研究では、欧米を例に挙げ合併率が示されています。
ちなみにアルコール依存症とうつ病の合併率は40%だとか。
40%ですよ!!すごい高い割合でアルコールとうつは関係しているのですね。
この問題自体はクロスアディクションではないかもしれないが、わかりやすい例として押さえておきたいケースの一つ。
また、双極性障害(いわゆる躁うつ病)とアルコール依存にも大きな関連があったり、窃盗症などの行為障害とアルコール依存に関する体験談もよく目にしたりしますね。
ひとつの精神疾患の背景には違う依存の問題が影を潜めていたりするようです。(おー怖っ
つまり、依存症が治ったからといって騙されてはいけません。
そもそも依存症は完治するものでもありませんし、一生かけて付き合っていくものだということも理解しておかねばなりませんね。
さらに突っ込んで言えば、覚せい剤をはじめとする違法薬物に手を染める女性の背景には必ずと言っていいほど男性問題が絡んでいることもよく聞く話。
女性の場合、違法薬物乱用者からの勧めで乱用が始まることも・・・
実はその背景にも関係依存の問題が隠れていることもしばしば。これもまたクロスアディクション。
そう考えて世の中を見回すと、人間誰しも、何かにすがりついたりすがりつかれたり、求められたり求めたりしながらギリギリの中で生きているんだなと感じます。
ふと、「その瞬間を生き抜くにはそれに頼らざるを得なかったのではないか」と感じることもあります。まさにアディクションの始まりなのかもしれませんね。
もちろん違法であるものを正当化するわけではないですが、依存に至る流れは違法薬物を使っていなくても想像できる面もある。
「あ~いつからここまでねじれ曲がってしまったのだろうか。」
そのように思う前になにか手立てを加えていきたいものですね。
追伸
お盆休みを早めに切り上げパソコンに向かってます。
ストックしてある記事をじっくり書き上げていきたい所存です。
あ、あとお盆で1キロほどリバウンドしてしまいました(汗